ホロライブ運営の仮想空間サービス「ホロアース」で、“実在の人物を想起させる表現を含むNPC”が実装されていたとして炎上。 公式はNPC削除と謝罪を行い、その後カバー株式会社が経緯と再発防止を詳しく説明する声明を出しました。 ただ、説明内容が「なるほど」と「それは通らんでしょ」を同時に呼ぶタイプで、ネットの議論はさらに加速しています。
結論:カバーの説明は「意図は否定」+「チェック体制の不備を認める」+「再発防止を具体化」
- 問題のNPCは確認後に削除、公式が謝罪(ホロアース公式告知)。
- カバーは追加声明で、意図的に特定人物をモデルにした事実はないという結論を示しつつ、内部レビューの弱さが原因と認め、工程見直しを表明。
- 報道・解説側では、NPCの名称や外見・台詞などが組み合わさり「偶然と言い切るのは難しい」と受け取られ、批判が拡散した経緯が整理されています。
何が起きた?(ざっくり)
ホロアース内に登場していたNPCが、SNS上で「実在の人物(池袋暴走事故の加害者として知られた人物)を連想させるのでは」と指摘され、スクショ付きで拡散。 公式は不適切表現を認めて削除・謝罪し、その後、運営会社カバーが“なぜそう見える状態で実装されたのか”を説明する追加声明を出しました。
時系列まとめ(今回の“燃え方”が分かる流れ)
- 2025/10/23頃:アップデートで該当NPCが登場した、とする報道整理あり。
- 2025/11月下旬:Xなどでスクショ拡散→「実在人物を想起する」指摘が増える。
- 2025/11/26:ホロアース公式が「実在の人物を想起させる表現が含まれていた」として謝罪、NPC削除を告知。
- 2025/12/05:カバー株式会社が追加声明で、経緯説明と今後の対応(制作・監督フロー見直し等)を公表。
カバーの説明のキモ:「別チーム制作」「代用品の衣装」「結果として似た」
カバー側は、制作でキャラクター設定とアバター設定のチームが分かれていたことや、 当初案が別設定(例:職業イメージ)だった一方で、実装時に専用アセット(衣装等)が未実装で、 既存の「現代的なアイテム」で代用した結果、設定と外見が乖離し“似て見える状態”を生んだという趣旨で説明しています。
さらに「意図的に制作したものではない」との結論を示しつつ、内部のレビュー工程が弱かったことは認め、 人の目+ツール活用での検証強化、リリース直前だけでなく企画段階からの“前倒しチェック(shift-left)”などを掲げています。
ネットの反応
- 珍しく詳しく説明してますが、タレントへの今後の対応も詳しく教えてもらえますか?業務負担を下げる損失より卒業する損失の方が低いですか?お金だけじゃなくて人的資本も信用も失うんですが。
- ホロアースはそういうノリや風刺を他のところで一切行ってないので、事故であることは分かっていましたよ
- 素直に『意図して作成したスタッフがいました』って言ってくれたほうがまだ納得できますね。 なんか、言い訳が酷いような…
- わざとじゃないとこんなの作れんよw ねぽらぼに説明させるってのは無くなったん?
- 流石に意図はないは厳しいような… カバーそのものはともかく、一部のスタッフに変な人がいる気がしてならない 外注じゃなかったならなおさら
- 絶対悪ふざけした奴おるやん…偶然の一致たり得ないでしょ SNSで誹謗中傷してる奴らとやってること変わらんで…
今後の動向
- 当面は検証フロー強化+類似リスク洗い出しが進む(声明で明言)。
- ユーザー側は「再発防止が見えるまで厳しめ」になりがちで、運営は透明性を求められる局面が続く。
参考(一次情報)
- ホロアース公式「NPCの件につきまして」
- カバー株式会社「ホロアースにおける不適切なNPCの実装を受けた今後の対応について」
- 外部報道:Game*Spark(経緯整理)

ホロアースにおける不適切なNPCの実装を受けた今後の対応について | カバー株式会社
カバー株式会社は、「ホロライブプロダクション」をはじめとした日本ならではのコンテンツを世界に向けて発信している、次世代のエンターテインメント企業です。
※本記事は公開情報をもとに、騒動の経緯と論点を整理したものです。特定個人への誹謗中傷を助長する意図はありません。


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