ここ最近ネットをザワつかせた「はんじょう炎上」。 発端は“過去の情報”がSNSで拡散されたことでしたが、途中でカードショップ側のトラブルも重なり、話がややこしくなっていきます。 この記事では炎上のきっかけと現在地(現状)を、時系列で一気に整理します。
まず結論:炎上の芯は「反社会的勢力との関わり」
- ① テールナー事件:高額オリパ開封で「同じカードが出すぎ」→不信とネタ化
- ② 焼肉店の無許可配信:配信マナー・巻き込み問題で燃料追加
- ③ カルテル疑惑発言:言い回しが強すぎて“違法っぽく”見えた
- ④ 情報商材ビジネスの過去:疑惑拡散→本人が関与を認め謝罪→活動自粛へ
- ⑤ 第三者調査と復帰:UUUMが第三者調査結果を公表し「反社会的勢力との関係は確認されず」→活動再開
時系列:テールナー事件から“現状”まで
2023年:静かに置かれた「地雷」
2023/05/27:いわゆる「テールナー事件」 YouTuber凛子さんが、カードショップはんじょうの1袋1万円オリパを23袋(合計23万円)開封。 結果、23袋中20袋が同じカード(テールナー)という“偏り”が映像で可視化され、視聴者がザワつく。 当時は大炎上というより「え、偏りすぎでは…?」という不信と、それ以上に“絵面の強さ”でネタとして残る。
2024年:別の火種が積み重なる
2024/04(例:4/7配信):焼肉店での無許可配信が物議 外食先で配信を始め、許可の取り方や他客への配慮をめぐって批判が拡散。 さらに、視聴者側の行動が店に迷惑をかける形になったとも指摘され、空気が悪化。
2024/12/26:カードショップ運営トークが「カルテル疑惑」に飛び火 配信内の“価格競争・経営者同士の関係”を語る流れで、切り抜き・拡散されやすいワードが並び 「それ、談合(カルテル)っぽく聞こえる」と疑惑が噴出。本人は後に否定・釈明へ。
2025年3月:テールナーが“掘り起こし”で再点火 → 一気に燃える
2025/03下旬:テールナー事件が再拡散 「昔の開封動画」が再び回りだして再点火。 しかも時期が悪い(=カルテル疑惑の空気がある)ので、別件と合体して“総合炎上”に。 2025/03/25:オリパ(テールナー件)について謝罪・説明 本人が配信で謝罪し、オリパの構成説明や今後の対応に触れたと報じられる。 ただしネットは「説明が足りない」「納得した」「どのみち買わない」など反応が分裂。 2025/03/27:カルテル疑惑をXで否定、誹謗中傷に警告 本人が「カルテルに関与していない」と主張し、拡散への対応姿勢を表明。 ここで一部は沈静化する一方、「言い方がよくなかったのでは?」勢も残る。 2025/03/28〜03/29:謝罪文・謝罪配信 軽率な発言について謝罪し、配信でも説明。火消しを試みるが、炎上は完全には止まらない。
2025年4月:さらにデカい燃料(情報商材の過去)→ 活動自粛へ
2025/04/23:情報商材ビジネスへの関与を認め謝罪、活動自粛を表明 過去の関与疑惑が拡散したことを受け、本人が声明を出して謝罪。ここで騒動の主戦場が 「オリパ・発言」から「過去の関与(=信用の根っこ)」へスライドしていく。
本人説明ベースで“確定的に語られているポイント”を、ここで整理:
- 大学在学中に知人の紹介で、情報商材を扱う団体に一時的に所属していた
- 当時はビジネスの仕組みへの理解が浅く、「今振り返ると軽率だった」として謝罪
- SNSで拡散されていた写真はその所属当時に撮影されたものという説明
- 団体からは2016年以前に脱退し、以降は関係がないと説明
なぜここが一番燃えた?(ネットの“刺さり方”)
- 「情報商材」という単語だけで、世間は詐欺・マルチ・搾取のイメージを連想しがち
- 写真があると、事実の範囲を超えて“関与が深い”と見られやすい(憶測が爆伸び)
- 炎上がテールナーから始まっていたぶん、不信が積み上がった状態で投下されたのが致命的だった
2025年6月:カードショップ側の“買取トラブル”が話題に
2025/06/15〜06/16:買取査定で「枚数違い」→謝罪へ 利用客が「7枚出した」と申し出たのに対し、当初店側は「5枚しか確認できない」と説明。 その後の確認で、残り2枚が査定済み用ケースに誤収納されていたことが判明し、店側が謝罪。 対応の言い回し(警察云々)も含めて批判が広がった。
2025年8月:現状(第三者調査→活動再開)
2025/08/11:UUUMが第三者機関の調査結果を公表 UUUMは第三者機関による調査結果として、本人および関係者・関係会社について反社会的勢力に該当/関係する事実は確認されなかったと説明。 さらに調査対象には、本人が関係した「情報商材団体」で関係した人物等も含むと明記されているのがポイント。 2025/08/11〜08/12:本人が説明動画を出し、活動再開へ 本人は「反社会的勢力との付き合いは一切ない」「情報商材団体の幹部だった事実もない」などを説明したうえで謝罪。 また報道では、情報商材の販売に関わったこと自体は認め、購入者へ謝意と反省を述べたとされる。 “疑惑の拡散→調査→公式発表”まで到達したことで、状況はひとまず「再スタート」に移った形。
【深掘り】情報商材パートが“別格で燃えた”理由
①「やった/やってない」だけじゃ済まないジャンル
情報商材は中身が見えにくく、購入者側が「得した/損した」を判断しづらい。 そのぶん、過去に関与があると“信頼の預金”が一気に減るタイプの話題になりやすい。
② 説明が難しい(=切り抜きに弱い)
「一時所属」「紹介」「販売に関わった」「幹部ではない」など、ニュアンスが多い話ほど 短文で切られると“最悪の意味”で受け取られやすい。 ここがSNS火災の定番ルート。
③ 第三者調査で“反社”は区切れても、感情は残る
UUUMの第三者調査は主に反社会的勢力との関係性を調べたもの。 なので、そこが「確認されなかった」としても、 視聴者が気にするのは「当時の判断」「売り方」「説明の納得感」だったりする。 ここが最後まで議論が割れたポイント。
要約
- テールナーの“絵面”が強すぎた:1万円×23で20枚同じカードは、疑う以前にインパクトがでかい
- “違法っぽく聞こえる”発言は切り抜き最強燃料:カルテル疑惑は言葉選びで一気に拡散される
- 情報商材は「信用直撃」:結局ここで一番燃えやすい“芯”に火が付いた
最後に(注意)
炎上ネタは面白く見えても、店舗や関係者への凸・嫌がらせは論外です。 事実として確認できる一次情報(本人声明・事務所発表・報道)と、SNSの憶測は分けて見ましょう。


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