Xで拡散されていたのは「頭の回転が速い人ほどIQが高い傾向がある」という話。 いわゆる“印象論”じゃなく、過去50年規模の研究を束ねて傾向を見たレビューが根拠として挙げられています。
結論:速い人ほど“賢い傾向”はある。
情報処理スピード(反応や判断の速さ)が高いほど、IQ(知能検査)も高い傾向は確かに出やすい。
ただしそれは万能の公式ではなく、状況によっては「敢えて遅い」が強い場面もあります。
何が根拠?:5万人超のデータを束ねた“レビュー研究”
この話の強みは、単発の実験や体感ではなく、多くの研究を集めて全体傾向を確認するレビューに基づく点。 ざっくり言うと「反応時間・処理速度系の指標」と「知能指標」が、統計的に関連しやすいという内容です。
- 処理が速い人ほど、IQが高い傾向
- タスクが複雑になるほど、スピードと知能の関係が強まる“傾向”がある

ネットの反応
- 場面によっては必要ですが場面によっては障害になります。戦いにいいが愛には悪い。結果、サイコパスと呼ばれる
- 神経回路の形成の話ですね 知識ばっかり積み上げても 肝心の回路が 形成されてないとバラバラなんですよね だからこそ経験が大事という訳です それを繋げていく為の脳内プログラミング技術かな?
- なるほど、「頭の回転が速い=賢い」ではある程度正しいけど、完全ではないってことだね。情報処理速度はIQと相関する傾向があるけど、知識や経験で判断力や問題解決力を補えるから、必ずしも速さだけが知能の全てではない。
- IQが流動性知能しか継続してないQ.E.D.
日常ではどう使う?(“身もフタもない”実用解釈)
- 反応が速い=才能の気配はあるが、それだけで評価しないのが安全
- 速さを伸ばしたいなら、まずは環境の最適化(睡眠・体調・集中を削る要因の除去)で伸びる余地が大きい
- “賢さ”を伸ばすなら、速さより前提の整理→仮説→検証の型を鍛える方が効くケースも多い
参考(元ネタになったとされるレビュー)
- ScienceDirect(概要): Intelligence and speed of information-processing: A review of 50 years of research (Sheppard & Vernon, 2008)
- PDF(ミラー): intelligence_and_reaction_time.pdf
※記事内は研究内容を一般向けに要約しています。用語や測定法の詳細は原文をご確認ください。
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